出発進行!「のりもの」本めぐりへ 展示詳細

※こちらの展示会は終了しました

出発進行!『のりもの』本めぐりへ

ひこうき(飛行機)

古代ギリシアのイカロス神話にも登場するなど、空を飛ぶことは人類の昔からの夢でした。レオナルド・ダ・ビンチは、「飛ぶこと」を科学的に研究した最初の人といわれていますが、実際に空を飛ぶことはかないませんでした。
今から200年ほど前に気球で空を飛ぶことに成功し、飛行機で飛ぶことができたのはつい100年ほど前の1903年、ライト兄弟が最初です。

このコーナーでは、飛ぶことへのあこがれと情熱をもって飛行機をつくった人たちについてのお話や、私たちを日常の世界から空想の世界へと連れ出してくれる、空の旅をテーマにした絵本などを紹介します。飛行機のほか、ヘリコプター、気球、飛行船が登場しました。

飛行機がより速く安全に飛ぶ仕組みを解説した『ひこうき』や、おばあさんが毛糸で編んだ飛行機で空を飛ぶ『おばあさんのひこうき』、猫が魚型の飛行船に乗る『ごろごろにゃーん』のほか、気球、ヘリコプターなど、さまざまな「飛ぶ」本を展示しました。

『ごろごろにゃーん』 長新太作・画 福音館書店 1984年

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飛行機略年表

1490頃 レオナルド・ダ・ビンチ(イタリア)が、ヘリコプターのような航空機の設計図を作成
1738 ベルヌーイ(スイス)が『流体力学』を発表
1783 モンゴルフィエ兄弟(フランス)が熱気球の有人飛行に成功
  シャルル(フランス)らが水素気球の有人飛行に成功
1809 ジョージ・ケイリー(イギリス)が『空中航行論』を発表
1852 ジファール(フランス)が、ガス気球に蒸気機関を搭載した軟式飛行船を開発(歴史上初の操縦が可能な航空機となる)
1890年代 リリエンタール(ドイツ)がグライダーによる飛行試験
1900 ツェッペリン伯爵ドイツ)が初の硬式飛行船を飛行
1903 ライト兄弟(アメリカ)が固翼機による動力飛行に成功
1910 ブレリオ(フランス)がドーバー海峡の横断飛行に成功
  徳川好敏、日野熊蔵の両大尉が日本で初飛行
1927 リンドバーグ(アメリカ)がニューヨーク−パリ間(大西洋横断)を単独・無着陸で飛行
1939 ドイツのハインケル社が開発したジェット機が飛行に成功
1940 シコルスキー(アメリカ)が実用的なヘリコプターを初飛行
1952 コメット・ジェット旅客機が就航(イギリス)
1970 ボーイング747が就航(アメリカ)
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