出発進行!「のりもの」本めぐりへ 展示詳細

※こちらの展示会は終了しました

出発進行!『のりもの』本めぐりへ

特別コーナー

交通博物館と子どもたち

かつて東京・神田にあった交通博物館にまつわるコーナーです。
交通博物館は、大正10(1921)年に鉄道博物館として開館し、太平洋戦争後、交通博物館となって、小中学校の学習を支援する役割もになうようになります。このコーナーでは、当時使用されたしおりなどを展示しました。
世代をこえて親しまれていた交通博物館は、平成18(2006)年に閉館しましたが、鉄道部門は現在の鉄道博物館(埼玉県さいたま市)にひきつがれています。

修学旅行列車

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修学旅行は、明治時代に始まりました。
昭和34(1959)年、最初の修学旅行専用車両が、東海道本線に登場します。東京の中学生用の「ひので」、京阪神地方の中学生用の「きぼう」がそれです。
このコーナーでは、鉄道博物館からお借りした昭和30年代の修学旅行のしおりや、修学旅行列車のプレートなどを展示しました。

しかけ絵本

ページをめくるとロケットが飛び出たり、つまみをひくと乗り物の内部が見えたり。しかけ絵本には、本に触れる楽しみがあります。
車輪が付いた『機関車トーマス』の絵本、付属の自動車を走らせることができる『ちびっこきかんしゃチューチュー』など、見て、遊んで楽しめる絵本を集め、展示しました。

『地理教育鐵道唱歌 第一集』 大和田建樹作歌 上眞行、多梅稚作曲 三木佐助 1900年

『あたらしい汽車』 大森太郎文 安井小彌太絵 ますみ書房 1948年

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乗り物絵本

明治30年代以降、鉄道や自動車、飛行機などの発達にともない、乗り物をテーマにした絵本が生まれました。
ここでは、当時の色鮮やかに最新式の乗り物を紹介した絵本「教育絵噺」や、乗り物絵本の黄金期に活躍した木村定男、小山泰治、中島章作、安井小彌太などの乗り物画家たちが描いた「絵雑誌」を紹介しました。
また、「汽笛一声新橋を・・」で知られる『地理教育鐵道唱歌 第1集』もここに展示しました。

自転車

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自転車は、最初から現在の形であったわけではありません。初めは、足で地面をじかにけって走っていました。
ここでは、自転車の歴史や、自転車がどうして倒れないで走れるのか、その仕組みを説明した本を紹介しました。さらに、自転車に乗れるようになった喜びを描いた『ロッタちゃんとじてんしゃ』など、自転車が登場する本をあつめました。

『ロッタちゃんとじてんしゃ』 アストリッド=リンドグレーンさく イロン=ヴィークランドえ やまむろ しずかやく 偕成社 1976年

宇宙

はるか昔から、人は宇宙にあこがれ、空想を物語にしてきました。宇宙を旅する物語は世界中でつくられ、子どもたちの想像力と科学への興味を育てています。
このコーナーは、宇宙開発にまつわる話や美しい宇宙の写真がいっぱいの科学絵本など、宇宙への憧れが詰まったコーナーです。

『ミラクル・ベイビー』 サイモン・ジェームズさく 小川仁央やく 評論社 2004年

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あの世とこの世をつなぐ乗り物

乗り物は、時に私たちを、いつもと様子の異なる世界(異界)へと連れていきます。
三途の川を渡る舟や、妖怪朧車、ドイツの幽霊船など、幽霊や妖怪が乗り物に乗ってきたり、生きている人が乗り物であの世に行って帰ってくるといったちょっぴり怖いお話などなど。私たちを異界へと誘う乗り物を描いた、古今東西のお話をあつめたコーナーです。

魔法の乗り物

世界各地の言い伝えには、不思議な力で動く乗り物が登場します。
おなじみの魔法のじゅうたんやほうきのほかに、臼やトランクで空に飛ぶ話もあります。
私たちを想像の世界へと誘い出す、魔法の乗り物を描いた物語を紹介しました。

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