逆輸入絵本
日本の絵本作家の中には、海外で絵本が出版された後、国内で日本語版が出版されるという「逆輸入」の形で日本に紹介された作家もいます。その先駆的な存在が、きたむらさとし(1956-)です。1970年代にイギリスに渡ったきたむらは、1982(昭和57)年にイギリスで最初の絵本を発表して以降、イギリスと日本の双方で活動しています。
2000年代に入ると、絵本作家を目指す日本人が増え、中には海外でデビューする作家も現れました。その舞台となったのが、例年春にイタリアのボローニャで行われる児童書専門の見本市、ボローニャ・ブックフェアです。このブックフェアで開催される、児童書のイラストの国際コンクールであるボローニャ国際絵本原画展は、キャリアを問わず作品を応募することができ、絵本作家やイラストレーターの登竜門として知られています。今井彩乃(1980-)、米津祐介(1982-)などは、このコンクールで入選した作品が海外の編集者の目に留まり、絵本作家としてデビューしました。
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170. Me and my cat? Andersen 1999 Y18-A351 -
171. ぼくネコになる 小峰書店 2003 Y18-N04-H258 -
172. Camaleò Nord-Sud 2003 Y18-B205 -
173. ぼくはカメレオン ノルドズッド・ジャパン 2003 Y17-N04-H188 -
174. Der Stiefel-Kater Minedition c2009 Y18-B531 -
175. くつやのねこ BL出版 2010 Y17-N11-J50 -
176. El camaleón arco iris Kókinos 2010 Y18-B842 -
177. にじいろカメレオン = RAINBOW CHAMELEON 講談社 2011 Y17-N12-J190 -
178. Moving blocks Michael Neugebauer Publishing Ltd. 2011 Y18-B932 -
179. のりものつみき 講談社 2011 Y17-N11-J697