国立国会図書館国際子ども図書館
開館10周年及び国民読書年記念展示会
Children's Books Going Overseas from Japan

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国際子ども図書館のイベント10年の歩み

講演会「チェコ児童文学への招待」[参加者131名] 講演会

2008年1月27日

「チェコへの扉-子どもの本の世界」展の関連行事として、チェコ児童文学研究者であり本展監修者でもある駐日チェコ共和国大使館翻訳官の村上健太氏による講演会と、「アンサンブルForest」によるチェコ音楽のサックス四重奏を行いました。
チェコの子どもの本が口承文芸から誕生した18世紀から現代に至るまでの歴史を、それぞれの時代の有名な作品に触れながら概観し、チェコにおける児童文学の歩みを、日本での翻訳事情を含め幾多の具体例を引きながら示すなど、展示会への理解を深めるにふさわしい講演でした。

講演会テキスト

監修者によるギャラリートーク[参加者94名] イベント

2008年3月16日

「チェコへの扉-子どもの本の世界」展の期間中、本展監修者の村上健太氏によるギャラリートークを計2回実施しました。

子どものための絵本と音楽の会「くるみ割り人形」[2回実施:参加者190名(保護者を含む)] イベント

2008年3月23日

東京のオペラの森実行委員会との共催で行ったこのイベントは、上野公園エリアの各文化施設を会場として開催される「東京のオペラの森2008 NOMORIイベント・ウィーク」の一つでもありました。
チェコの画家ダグマル・ベルコヴァーの挿絵による「くるみ割りとねずみの王さま」の絵本を大スクリーンで紹介しながら、随所で、木管アンサンブルが「東京のオペラの森2008 チャイコフスキーとその時代」のテーマにちなみ、組曲「くるみ割り人形」から抜粋した曲の演奏を行いました。

子どものための春休みおたのしみ会 イベント

2008年3月29~30日

絵本のよみきかせ(大型絵本) や、人形劇 「おおきなかぶ」(ロシア民話)などを行いました。

講演会「チェコの子どもと読書」[参加者102名] 講演会

2008年4月26日

子ども読書の日の行事及び「チェコへの扉-子どもの本の世界」展の関連行事として、チェコセンター所長で駐日チェコ共和国大使館一等書記官のペトル・ホリー氏による講演会を開催しました。
10年前に来日し歌舞伎研究を行っている講師は、流暢な日本語でチェコ共和国についての基礎知識を述べたあと、画像を豊富に用いチェコ絵本の小史について講演していただきました。

講演会テキスト

子どものためのこどもの日おたのしみ会 イベント

2008年5月5日

絵本のよみきかせ(大型絵本) や、人形劇 「おおきなかぶ」(ロシア民話)などを行いました。

講演会「チェコの児童書の歩みと研究の今」[参加者82名] 講演会

2008年7月12日

チェコへの扉-子どもの本の世界」展の関連行事として、チェコ児童文学研究者でチェコ共和国マサリク大学教員のマルチン・ライスネル氏による講演会を開催しました。
約100年の歴史をもつチェコ児童文学について、前半では出版界の出来事や流れを中心に話が進み、次いで有力な児童雑誌や児童文学批評誌の紹介の後、「黄金のリボン賞」などチェコにおける児童文学賞の説明がありました。また、子どもの本の情報源として刊行物や関連機関ホームページを挙げたほか、個々の児童図書出版社の現状に言及されました。チェコにおける民主化後の出版状況を俯瞰できる充実した内容でした。
なお、講演はチェコ語で行われ、監修者である村上健太氏に通訳していただきました。

講演会テキスト

科学あそび「光のふしぎ-みんなで楽しく万華鏡づくり」[参加者104名] イベント

2008年7月26~27日

4歳から参加可能な「かがみコース」と小学1年生から参加可能な「光コース」の2コースを設けて実施しました。
「かがみコース」では、ビー玉や、ビーズ入りのケースを取り付けた万華鏡を作って楽しみ、「光コース」では偏光板や分光板を用いた万華鏡を作りながら、光の性質について考えました。
万華鏡やその作り方が掲載されている資料のほか、鏡や光の性質、偏光板・分光板のしくみについての資料を紹介し、更に、資料リストを配布して、読書活動への道案内としたほか、今回は参考として制作品の作り方も配布しました。

夏休み子ども向け図書館見学ツアー イベント

2008年7月29日、8月5日、12日、19日、26日

夏休み期間中、当館についてもっとみなさまに知っていただくため、小学1年生から中学生までを対象とした、子ども向けの図書館見学ツアーを実施しました。

講演会「松居直氏に聞く-絵雑誌・子ども・絵本」[参加者105名] 講演会

2008年9月27日

「童画の世界-絵雑誌とその画家たち」展の関連行事として、社団法人日本国際児童図書評議会会長の松居直氏によるインタビュー形式の講演を開催しました。
子ども時代に「コドモノクニ」、「キンダーブック」などの絵雑誌を楽しんだ経験から、絵を「読む」子どもの力と読み聞かせの大切さ、その後携わることとなった編集の仕事へのつながりなど、子どもと本をつなぐ立場にある者はどうあるかを考えさせられる内容でした。
また、大人のための絵本についての質問や、次回の講演内容の要望などが講演後の質疑で出され、絵本に対する関心の大きさが感じられる講演となりました。

講演会テキスト

国際子ども図書館100万人来館記念式典 イベント

2008年10月9日

2000年5月に開館して以来、国際子ども図書館の来館者が、100万人を数えました。記念すべき100万人目は、台東区からお越しの、松瀬英理子さん(3才)です。

「月に2~3回、利用しています。子どもは、多くの絵本から、毎回違う本を喜んで選び、読んでいます。大人も、静かに本を楽しめる図書館だと思います。これからも利用したいと思います。」(お母さんのコメント)

式典では国際子ども図書館長からお礼の言葉が述べられ、証明書と記念品の贈呈がおこなわれました。

国際子ども図書館では、国内外の児童書・関連図書を広く収集し、コレクションの企画展示なども行っています。これからもたくさんの方々にご来館いただき、多くの本にめぐりあい、楽しんでいただければと思います。

講演会「戦中期『講談社の絵本』」[参加者83名] 講演会

2008年10月26日

「童画の世界-絵雑誌とその画家たち」展の関連行事として、立教大学名誉教授の吉田新一氏による講演会を開催しました。
戦中期(昭和11年から昭和17年)に刊行された203冊のうち、講師の思い出に残るものも含めた昔話の絵本を中心に取り上げました。
この時期の講談社の絵本を「日本的な素材を意図的に取り上げ、文学的にドラマチックなストーリーを積極的に絵本化する試みをしていた」と評価し、戦中期という時代背景を持ちながらも今の絵本よりもストーリーが豊かで楽しい絵本があったことを、画像を交えながら紹介していただきました。

講演会テキスト

子どものための秋のおたのしみ会 イベント

2008年11月1~2日

大型絵本の読み聞かせ、 パネルシアター(秋のしりとり)、手遊びなどを行いました。

研修「児童文学連続講座―日本の昔話」[修了者61名] その他

2008年11月10~11日

総合テーマを「日本の昔話」として、全国の公共図書館等において児童サービスを担当する職員と当館職員を対象とした児童文学連続講座を開催しました。

第10回図書館総合展への参加 その他

2008年11月26~28日

当館の広報を行うために、会場内でパンフレットの配布等を行いました。

ギャラリートーク[参加者48名] イベント

2008年12月14日、2009年2月1日

「童画の世界-絵雑誌とその画家たち」展の期間中、職員によるギャラリートークを実施しました。