国立国会図書館国際子ども図書館
開館10周年及び国民読書年記念展示会
Children's Books Going Overseas from Japan

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国際子ども図書館のイベント10年の歩み

講演会「神話から最新宇宙学まで」[参加者58名]講演会

2007年2月17日

「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」展の関連行事として、天文学者で大阪教育大学教授の福江純氏による講演会を開催しました。
古代における諸民族の宇宙観から説き起こし、太陽、太陽系、銀河、銀河団など宇宙の基本構造の説明、また、約137億年前のビッグバンとその直後に発生した宇宙のインフレーション等、最新の宇宙理論を紹介し、それに基いて最終的に想定されるブラックホールの蒸発にいたるまでの宇宙の歴史について解説が行われました。

講演会テキスト

子どものための絵本と音楽の会エリック・カール「うたがみえるきこえるよ」[参加者200名] イベント

2007年3月11日

「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」展に親しんでもらうことを目的として音楽会を開催しました。
東京のオペラの森実行委員会との共催で行ったこのイベントは、上野公園エリアの各文化施設を会場として開催される「東京のオペラの森2007NOMORIイベント・ウィーク」の一つでもありました。
司会の茂木淳子氏の自作童話の語りに続いて、ヴァイオリニストの漆原啓子氏が大型スクリーンに投影した、エリック・カールの絵本『うたがみえるきこえるよ』に合わせ、バッハのシャコンヌを演奏しました。

子どものための春休みおたのしみ会 イベント

2007年3月24~25日

絵本の読み聞かせや 、人形劇「なぞなぞのすきな女の子」などを行いました。

講演会「天文の魅力を探る」[参加者67名] 講演会

2007年4月22日

子ども読書の日の行事及び「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」展の関連行事として、本展監修者で国立科学博物館理工学部主任研究員の西城惠一氏による講演会を開催しました。
四季の星座、日食、月食など親しみやすい画像を大型スクリーンに投影しながら、様々な天体現象の説明をしていただきました。また、宇宙の基本構造の説明のほか最新の観測によって宇宙の年齢が約137億年とわかるに至った経緯などの解説をしていただきました。

こどもの日のおたのしみ会 イベント

2007年5月5日

絵本の読み聞かせや 、人形劇「なぞなぞのすきな女の子」などを行いました。

ギャラリートーク[参加者71名] イベント

2007年6月16、30日

「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」展の期間中、職員によるギャラリートークを計4回実施しました。

講演会「多文化社会における児童書・児童サービス」[参加者67名] 講演会

2007年7月7日

第1部「本は世界への窓、自分を映す鏡―何故、多文化出版が重要なのか」

第2部「多文化へのまなざし-IBBYで私が出会った人々」

第1部:カナダの児童書出版社代表でもあるアルダナ氏(国際児童図書評議会(IBBY)会長)が少数派の作家・画家を自ら発掘し、彼らの手による児童書を出版するに至った経緯を豊富な画像を用いて紹介しました。また、多文化社会において、子どもたちが自信をもって生き抜くために、世界への窓であり、自分を映す鏡となるような多文化出版の重要性について力説しました。

第2部:講師の末盛氏(JBBY副会長、(株)すえもりブックス代表)が2002年から4年間務めたIBBYの国際理事の経験、IBBYの大会で出会った人々の思い出を交え、貧困層の国の子どもたち、戦火の中の子どもたちへの本の必要性について講演しました。

講演会テキスト

<星座早見盤を作ろう>[参加者28名(未就学児童から中学生まで)] イベント

2007年7月22日

「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」展の関連催物として開催しました。
講師は本展監修者で国立科学博物館理工学研究部主任研究員の西城惠一氏、国立科学博物館技術補佐員の中村隆氏でした。
参加した子どもたちは、当館で用意した星座早見盤作成キットを講師の説明に従って、加工し、組み立てました。

夏休み子ども向け図書館見学ツアー イベント

2007年7月24、31日、8月7、14、21日

夏休み期間中、当館についてもっとみなさまに知っていただくため、小学1年生から中学生までを対象とした、子ども向けの図書館見学ツアーを実施しました。

科学あそび「ふしぎな動きを楽しもう-ころがるマユと飛ぶタネ作り-」 イベント

2007年7月28~29日

4歳から参加可能な「ころがるコース」と小学1年生から参加可能な「飛ぶコース」の2コースを設けて実施しました。
「ころがるコース」ではビー玉にアルミホイルを巻いたものを筒に入れて作る繭形のおもちゃなど、ビー玉を用いて作る3種類のおもちゃの動きの違いを楽しみ、「飛ぶコース」では折り紙を使って“たね”の模型を作り、植物が種子を遠くまで飛ばす工夫を学んだり、折り方を工夫すると紙飛行機の飛び方が変わることなどを学びました。

講演会「昔話が語る天体」[参加者78名] 講演会

2007年8月28日

「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」展の関連行事として、口承文芸研究者小澤俊夫氏による講演を開催しました。
昔話の天体にはそれぞれに対する人間のイメージが投影されているという総論のもと、星、月、太陽の具体例を示しながら、昔話に見られる特徴について解説をしていただきました。また、昔話の中には他の本から採ったものがあること、神話学では星は大きな問題とならないが昔話では重要であること、日本の天体に関する昔話には他と異なる際立った特徴があるようには思えないことなどについて講演していただきました。
また、講演の中で、小澤昔ばなし研究所のスタッフによる昔話の朗読と当館職員による語りを行いました。

講演会テキスト

研修「児童文学連続講座―絵本の愉しみ―アメリカ絵本の展開―」[修了者60名] その他

2007年10月15~17日

総合テーマを「絵本の愉しみ―アメリカ絵本の展開―」として、全国の公共図書館等において児童サービスを担当する職員と当館職員を対象とした児童文学連続講座を開催しました。

講演会「エジプトの児童文学と公共図書館―エジプトの読書運動―」[参加者65名] 講演会

2007年10月27日

「ゆめいろのパレットIII-野間国際絵本原画コンクール入賞作品 アジア・アフリカ・ラテンアメリカから」展の関連行事として、エジプト児童文学作家のエマード・エル=シャフェイ氏による講演会を開催しました。
エジプトを代表する古代と現代の二つのアレキサンドリア図書館について語った後、1991年から国を挙げて取り組んでいる「すべての人に読書を」運動の展開と成果について映像を交えて紹介していただきました。
講演はアラビア語で行われ、NHKテレビ「アラビア語会話」講師のアルモーメン・アブドーラ氏に通訳をしていただきました。

講演会テキスト

第9回図書館総合展 その他

2007年11月7~9日

東京本館とブースを共にして参加し、会場内で広報のためのプレゼンテーションを行いました。

2007年度児童サービス連絡会 その他

2007年11月21日

都道府県立図書館における児童サービスの状況を把握し、情報を共有するとともに、当館との連携・協力の強化を目的として児童サービス連絡会(第1回)を開催しました。

当館を加えた10館で構成するこの連絡会は、3年連続での開催を予定し、1回目は児童サービスの実際と課題(選書、催物、子ども向けホームページ等)をテーマに質疑応答、意見交換を行いました。

子どものための冬休みおたのしみ会 イベント

2007年12月22日

絵本の読み聞かせ(大型絵本)、パネルシアター、手遊びなどを行いました。