開館20周年記念コンテンツ「SDGsと子どもの本―いま、図書館にできること」

たくさんの夢と希望にこたえて2000年に誕生した国立国会図書館国際子ども図書館は、2020年に開館20周年を迎えました。

この20周年という機会に、これからの世界と子どもの本を展望する大きなテーマとして「SDGs(※)と子どもの本―いま、図書館にできること」をお届けします。SDGsには、貧困や格差の解消、教育や保健の充実、ジェンダー平等の達成、気候変動への対策、平和で公正な社会の推進など、世界中で取り組むべき課題が17の目標として定められていて、これからの図書館や子どもにとっても重要なテーマです。

このコンテンツでは、国連広報センター所長の根本かおるさんと国際子ども図書館長の堀純子による対談、作家の天童荒太さん、アメリカの絵本作家Oge Moraさんのインタビュー動画をお送りします。

2020年、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行によって、私たちは今までに経験したことがない世界を生きることになりました。先が見えない暗闇のなか、SDGsの実現に向けて行動を起こしていくことは、よりいっそう大きな意味を持つことになります。地球の未来を担う子どもたちのために、子どもの本、そして図書館にできることは何か。子どもの本にかかわるすべての人たちと一緒に、考えていくことができればと願っています。

(※)2030年までの達成を目標として、国際連合に加盟するすべての国の総意で2015年に採択された、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のこと。

対談

SDGsと子どもの本―いま、図書館にできること 根本かおる国連広報センター所長・堀純子国際子ども図書館長

第1部では、SDGsのことや現在の状況について、国連広報センター所長の根本かおるさんにお話を伺います。


【対談】根本かおる国連広報センター所長・堀純子国際子ども図書館長 Part 1(約16分、YouTubeで開きます。字幕機能を利用して日本語・英語字幕をご利用いただけます)

第2部では、まずSDG Book Clubなどの取り組みについて説明します。そして、根本さんが子どもの頃に読んだ本にまつわるエピソードから、SDGsの達成のために子どもの本が果たす役割や、図書館で働く司書にできることについて語り合います。


【対談】根本かおる国連広報センター所長・堀純子国際子ども図書館長 Part 2(約16分、YouTubeで開きます。字幕機能を利用して日本語・英語字幕をご利用いただけます)

根本かおるさんは、東京大学を卒業し、国内でアナウンサー・記者として勤務した後、コロンビア大学留学を経て、国連難民高等弁務官事務所に15年間勤務しました。退職後はフリージャーナリストとして活躍し、2013年に国連広報センター所長に就任されています。

インタビュー

『どーしたどーした』―子どもの本にできること 天童荒太氏(作家)

絵本『どーしたどーした』の英語版である“What what what?”が、SDG Book Clubブックリスト【Goal 3】「すべての人に健康と福祉を」に選出されました。作者である天童荒太さんに、『どーしたどーした』に込めた意味や、SDGsへの思い、子どもの本や図書館にできることについて伺います。


【インタビュー】天童荒太氏(作家)「『どーしたどーした』―子どもの本にできること」(約23分、YouTubeで開きます。字幕機能を利用して日本語・英語字幕をご利用いただけます)

天童荒太さんは、1960年に愛媛県で生まれ、1986年に『白の家族』で野性時代新人文学賞を受賞し文壇デビュー、2008年に『悼む人』で直木賞を受賞しました。主な著書に『永遠の仔』『家族狩り』などがあります。2014年に自身初となる絵本『どーしたどーした』を刊行しました。

“Thank you, Omu!”―図書館にできること Oge Mora氏(絵本作家)

絵本“Thank you, Omu!”がSDG Book Club ブックリスト【Goal 2】「飢餓をゼロに」に選出された米国の絵本作家Oge Mora(オーゲ・モーラ)さんに、子どもの頃に通った図書館での思い出や、“Thank you, Omu!”に込めた思い、子どもに本を手渡す私たち大人にできることについて伺います。


【インタビュー】Oge Mora氏(絵本作家)「“Thank you, Omu!”―図書館にできること」(約28分、YouTubeで開きます。字幕機能を利用して日本語・英語字幕をご利用いただけます)

モーラさんは、米国で最も歴史のある美術大学であるロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)でデザインを学び、在学中に課題として提出した絵本(後の“Thank you, Omu!”)が出版社に見いだされて刊行、絵本作家としてデビューしました。コルデコットオナー賞(2019年)、ボストングローブ・ホーンブック賞(2020年)など、数々の賞を受賞しています。

SDG Book Clubのブックリスト

国際連合は、子どもたちがSDGsに親しめるようなブックリストを、2019年4月から公開しています。SDGsの「目標1」(Goal 1)から「目標17」(Goal 17)までを題材にしたリストが順番に取り上げられており、2021年3月現在、「目標12」までが公開されています。ブックリストでは、国連の6つの公用語(アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語)の本がそれぞれ取り上げられています。

国際子ども図書館では、英語版のブックリストを参考に、リストに選出された本を「子どもと本のニュース」で紹介しています。以下のリンクから、SDG Book Clubのホームページ(英語)と、「子どもと本のニュース」をぜひご覧ください。

問い合わせ先

国立国会図書館国際子ども図書館 企画協力課協力係
メールアドレス:kenshuアットマークケーオーディーオーエムオーピリオドジーオーピリオドジェーピー
電話:03-3827-2053(開館日の9時30分~17時)