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書誌

題名:六ペンスの歌をうたっておくれ
原題:Sing a Song for Sixpence
版、印刷:エドマンド・エヴァンス
出典: The Complete Collection of Pictures and Songs, 500 pages, 37.4×28.6cm, pp. 185-217
出版:ロンドン:ジョージ・ラウトリッジ・アンド・サンズ
刊行年:1887 (1880 初版)
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解題
18世紀前半から伝わる童謡を、コルデコットは独自の解釈で六ペンスもらうために歌を歌うという設定で始める。歌を歌った少女は、六ペンスを木こりに渡し木こりはそれでライ麦を買う、という筋立てに本来の伝承童謡を重ね、最後にミソサザイが女中のもぎとられた鼻をもとにもどすという一行を手書きで加える。この唄に登場する王様とお妃と女中、それに24羽の黒ツグミに託された引喩や故事については、いくつも諸説が語られてきた。
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六ペンスの歌をうたっておくれ

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(♪) When the Pie was opened, The Birds began to sing;
パイが開けられると 鳥たちが歌いだしたよ
パイが開けられると 鳥たちが歌いだしたよ
六ペンスの歌をうたっておくれ

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There came a little Blackbird, And snapped off her Nose.
そこへ小さな黒つぐみ一羽 侍女の鼻さきもぎとった
そこへ小さな黒つぐみ一羽 侍女の鼻さきもぎとった
六ペンスの歌をうたっておくれ

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But there came a Jenny Wren and popped it on again. (♪)
だけどそこへやってきた みそさざいジェニー 鼻をもう一度 もとのところへつけ直し
だけどそこへやってきた みそさざいジェニー 鼻をもう一度 もとのところへつけ直し
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